四柱推命鑑定時に気をつけたい「決めつけ」

四柱推命の講座をで教えている際に
気をつけてほしいなあと感じる瞬間
があります。

ある観方をすると、
鑑定力が落ちてしまいます。

鑑定力が落ちてしまえば、
鑑定依頼者の満足度を下げ、
最悪怒らせてしまうこともあります。

今回の記事は、
四柱推命鑑定時に気をつけたい
「決めつけ」についてお伝えします。

鑑定時の決めつけとは

四柱推命の講座
様々なことを習います。

例を挙げれば、

  • 元命が偏財の人は浮気性である
  • 時支が空亡していると老後に孤独になりやすい
  • 傷官の運気の独立はお勧めしない
  • 偏印の運気はあまり良い年ではない

などなど
あなたも講座でいろいろと教わった
ことでしょう。

実は前述した4つの項目、
確かにそのような傾向はありますが、
半分正解、半分不正解です。

実はこの
「〇〇だから△△である」
という決めつけというか思い込みが
鑑定力をかなり鈍らせます。

また鑑定を受けた側からすれば、
その決めつけが不快だと感じてしまい、
あなたを鑑定士として受け入れないこと
にもつながるのです。

鑑定時の決めつけの具体的な例

実際に四柱推命だけではなく、
占いにおける「決めつけ」とは
どのようなものがあるでしょうか。

例えば
「元命が偏財の人は浮気性である」
で考えてみましょう。

私からすると、
「元命が偏財の人は浮気性である」
は、
「元命が偏財の人は浮気性になる可能性がある」
と言った表現でしょうか。

通変星の中でも、
元命は60%~70%を占める
と言われています。

偏財星は人との付き合い方(特に女性)
が上手な人たちであり、
女性が集まる人です。

女性が集まる人ですから、
それを活かした仕事をするとよい
とも言われています。

この女性が集まる星を男性が持ち、
悪い影響が出れば、
浮気などのトラブルに発展するのです。

実は私の元命は偏財星ですが、
確かに今までの人生はずっと女性に助けられて
うまく仕事ができてきています。

要は素質を持っているということです。
その素質を活かすも殺すもその人次第
なのです。

また通変星は元命の他にも、
6つ存在しますので、
その通変星次第でその人の性格は変わります。

また
人の性格や個性を与える最大の影響として
過ごしてきた環境があります。

これは後にまた詳しく触れますが、
「誰といる時間が大きいか?」
ということもあります。

その最たる例が親です。
どのようにして育てられたか?
はかなり影響があります。

またせっかくの良い気質も、
その良い気質を活かすために
行動及び努力していなければ実りません。

活かせるように
✓ 行動しているのか?
✓ 努力しているのか?
はとても重要な要素なのです。

親の影響は大きいですよね。
※画像はイメージ(写真ACより)

傾向があるからこそアドバイスができる

四柱推命からの導かれた鑑定は
私はあくまでも「傾向」「可能性」
だと思っています。

傾向があるからこそ、
その人に対し適切なアドバイス
ができるのです。

人は◯か✕の答えを求めがちです。
つまりグレーが大っ嫌いなのです。
あいまいなことが嫌いなのです。

嫌いだからこそ、
はっきりとした答えを求める傾向
にあります。

いずれにせよ、
四柱推命だけではなく占いと言われるもので、
「〇〇だから△△である」
という決めつけは鑑定の目を鈍らせる
ということを知っておいてください。

だからこそ、
相手の言葉をよく聞くことが重要
になるのです。

相手の言葉を鵜呑みにして、
ただ命式からの情報を伝えれば、
「決めつけられた」
と感じて不満に思います。

あくまでも、

「その傾向がある」
「その気質がある」
「その可能性がある」

と思って鑑定し、
鑑定依頼者の心の声を拾うこと
を心がけてください。

そうすれば自ずと鑑定力が向上し、
鑑定を受ける人の満足度も上がりますよ。