五行を鑑定する上でポイントである相生と相剋

私たちの生活に根付いている
考えの中に「五行」があります。
紀元前5~4世紀に中国で生まれました。

漢方、鍼灸、方位、色、食、占星術など
の根幹の考えになっています。

この五行ですが、
実は四柱推命を理解する上でも
一番大切な要素になっています。

今回の記事では、
五行の考え方の基本中の基本について
お伝えします。

五行とは

五行とは
木(もく)、火(か)、土(ど)、金(ごん)、水(すい)
の5つを指します。

実は世の中のもの全てがこの
木火土金水にわけることができます。

もっと言えば、
あなたの生年月日から、
あなたの一番強い五行がわかります。

これを「主行」といい、
逆に持っていない五行を「欠行」
と言います。

五行はバランス良く揃っている
と良いとされています。

人間の体も五行で表せ、
この五行に沿って漢方薬を処方する
お医者様もいらっしゃいます。

例えば私は金が多い人です。
金は大腸を示しますので、
とにかくお腹が弱いです 笑

また火が欠けているため、
火を表す色であるピンクや橙を好んで
身につけています。

いわゆる「ラッキーカラー」ですね。

このように、
その人の五行のバランスを整えて
あげることが大切なのです。

実は温泉には全ての五行が揃っています、
だから誰でもパワースポットになる
可能性が高いんですよね。

画像はイメージ(写真ACより)

五行の関係性を示す相生と相剋

五行同士の関係性を表すのが
「相生」と「相剋」です。
もう1つ「比和」もあります。

また五行とエネルギーは
密接に関わってきます。
エネルギーについては以下の記事を参照ください。

生年月日から得られるエネルギー身旺と身弱

相生とは

相生とは以下を示します。

木が燃えて火を生む。
火が燃えて灰を生み土を生じる。
土を掘ることで金属を得る。
金属の表面には水が生じる。
水によって木は育つ。

「木」の人で考えてみましょう。
「水」は「木」にエネルギーを与えてくれ、
「火」にエネルギーを与えます。

相剋とは

相剋とは以下を示します。

木は土から養分を吸い、
土は水の流れをせき止め、
水は火を消し、
火は金を溶かし、
金は木を切る

剋すとは「やっつける」とか「削ぐ」
というイメージです。

このように話すと
剋す=悪いこと
に思えるかもしれませんがそうとは限りません。

エネルギーが高い人は剋されるほうがいいですし、
エネルギーが弱い人は剋されるよりも、
エネルギーをもらったほうがうれしいのです。

そう考えると良い剋し方があります。
剋すほうが剋されるほうよりも
エネルギーが低ければ良いのです。

そうすれば、

土は木によって養分を高める。
水は土によって溢れた水を抑える。
火は水によって炎を落ち着かせる。
金は火によって硬さが溶かされる。
木は金によって様々な材料になる

となります。
ところがそう上手く行かないんです(笑)

エネルギーの高い人は、
剋されたほうが良いのに、
剋されるのが嫌いなんです。

例えば
「木」のエネルギーが強い人がいる
としましょう。

その人は
「木」のエネルギが強い
=「木」のエネルギーがもっと欲しい
のです。

だからこそ、
「木」のエネルギーの高い人は、
「木」を剋す「金」をあまり好まないんです。

もしエネルギーが高い人が
剋されたほうがよいことを学べば、
運気が良くなることが理解できます。

比和とは

比和とは同じ五行同士の関係を指します。
木と木、火と火、土と土、金と金、水と水
です。

この関係は
良い時は良いが悪い時は悪いという
関係になります。

似た者同士が
気が合うor衝突する
イメージですね。

五行ポイントとエネルギーから深堀り

人は生年月日から、

エネルギー
✓ 五行ポイント

を得ることができます。
四柱推命ではこれを命式と言われるもので
表します。

このエネルギーと五行ポイントを
深く観ることができるようになれば、
更に鑑定力は上がります。

もっと言えば、
五行のバランスを整える相手
=相性の良い人であり、

五行のバランスが整う年
=運気の良い年であるのです。

まずは五行の基本である
相生と相剋をマスターし、
五行バランスを覚えられると良いですね。