2025年11月12日更新
- 丙午(ひのえうま)の女性は強い
- 丙午(ひのえうま)の女は男を食う
なんてことを耳にすることがあります。
これは私からすればかなりの誤解です。
もっと言います。
丙午の女性＝丙午の年に生まれた女性
と思っている方もいます。
実際に丙午の年である1966年は、
そのような迷信が効いたのか、
当時出生数がかなり少なくなりました。
2026年は丙午の年です。
気になって調べている方も
いるのではないでしょうか？
『丙午の女は男を食う』
という誤解を解いていきたい
と思います。
丙午の女は男を食うと言う誤解
丙は十干の中で一番強い五行であり、
午は十二支の中で一番強い干支です。
しかも両方「火」で重なることで
火のパワーが最大級になります。
そのため、
その人のエネルギーも強くなる
傾向にあります。
丙午は
十二運で言えば最強の『帝旺』
動物占いで言えば虎さんです。
この「強い」
というところがポイント
なのです。
強い
＝芯(考え方)がしっかりしている、
周りの意見に振り回されない
とも言えます。
もちろん良い面もありますが、
悪い方面に出てしまえば「頑固」
になる場合もあります。
昔の日本人の考え方として、
女性は家に居て家を守ることが
美徳とされる時代でした。
しかしこの丙午の女性は
そのような役割には向いていません。
外に出てどんどん仕事をする
＝キャリアウーマンのような
タイプです。
もっと言います。
社長になっても成功するタイプが多い
のが『丙午の女性』なんです。
強いからこそ、
「丙午の女は男を食う」
なんて言葉が生まれたのでしょう。
今の時代の見方からすれば、
丙午の女性に対しての誤解があると
わかることでしょう。
なぜ丙午の女は男を食うと言われるのか？
ではなぜ『丙午の女は男を食う』
と言われているのでしょうか？
いろいろな説がありますが、
江戸時代のお七という娘の話が
よく聞く話です。
お七は八百屋の娘だったのですが、
江戸の大火によって寺に避難して
いたそうです。
そのときの避難生活のとき、
寺小姓のの左兵衛と恋仲になって
しまったそうなんです。
家が再建された後も、
お七は左兵衛に会いたい気持ちが募り、
「家が燃えればまた寺に戻れる」
と自宅に火を付けてしまったんです。
それがバレ、
お七はその罪問われてしまいま。
その結果お七は、
すすが森で火あぶりの刑に
処されてしまうのです。
このお七の話は
当時浄瑠璃や歌舞伎で取り上げられ、
語り継がれていきます。
そのお七こそ丙午の女性でした。
「自分の思いを貫くために極端な行動に出る」
という当時の女性のイメージとは
正反対だったため、
語り継がれていくうちに、
丙午の女性＝気性の荒い女性
となってしまったんですね…
丙午の年に生まれた女性ではなく、
丙午の日に生まれた女性が強い
もう1つ誤解を。
丙午に生まれた女性だから強い
というわけでは決してありません。
それ誤解です。
関係あるのは丙午の日に生まれた方
なのです。
年、月、日、もっと言えば時間まで
甲子から始まり癸亥まで60干支が
ぐるぐる回っています。
例えば、
丙午の年の1966年11月8日に
生まれた女性を見てみましょう。
この女性、
年：丙午
月：己亥
日：辛未
生まれになるわけですが、
決してエネルギー的に強い女性
ではありません。
※エネルギーは0
辛未の女性は温和で、
男性に尽くす女性でもあります。
私が言いたいことは、
丙午の年に生まれたからと言って
強いとは限らないということです。
エネルギーについては、
以下の記事を参照にしてください。
2025年2月21日更新
人はエネルギーを持って
生まれてきています。
実数で言えば
-6から14までの数字で表されます。
この数値が高ければ良い
低ければよいというのではなく、
それぞれ特徴が出てきます。
今回[…]
一方で、
丙午の日に生まれるとそのエネルギーは
強くなる傾向にあります。
例えば、
1966年6月16日生まれの女性。
年：丙午
月：甲午
日：丙午
はかなりエネルギーが強い女性です。
※エネルギーは12
ですから、
生まれた年ではなく日が重要
であることを知ってください。
しかしながら、
どんな日に生まれても、
自分の特徴を知ることで、
自分を最大限活かすことができます。
エネルギーが高くても、
丙午の生まれであっても、
それがあなたの良さになります。
自分の良さを大切にしてくださいね。
自分を活かしたい
相手を活かしたい
と考えるなら四柱推命を学んでみませんか？