暦とは?暦の意味と見方と豆知識を解説

1日1日には意味があります。
その意味を示しているのが暦
でもあります。

あなたも
正月、七草粥、3月3日の桃の節句
は聞いたことがあるし行事を行い、
楽しんでいることでしょう。

日本の四季を楽しみ、
その四季に沿った行事を楽しむ。
日本人として生まれてよかった
と思える瞬間です。

今回の記事では、
暦の見方及び豆知識をお伝えします。

暦とは(暦の歴史)

暦は古くは1400年以上も前の中国から始まり、
人々の日々の生活に欠かせないものでした。

以前は
月の満ち欠けをベースとした太陰暦を活用
していました。

しかし
明治6年1月1日から今の太陽暦(グレゴリオ暦)
が正式に使用されるようになります。

暦には年、月、週、日という単位を数え、
その日に関係する祝い事、祭り、行事、節気が
示されています。

日の吉凶や日の出入りの時間や
月の満ち欠けも書かれています。

この太陽暦に九星を中心に、
十干十二支、二十八宿、中段、下段
などの情報を加えた暦が「高島暦」です。

もしあなたが中日新聞を購読しているなら、
12月くらいに薄い暦がもらえると思います。
それが高島暦です。

高島暦は
地球が一年間かけて太陽の周りを一周する
運行を二十四等分した「二十四節気」が基
になっています。

二十四節気って何?と思った方、
立春、春分、夏至、冬至がそうです。

この二十四節気のほかに、
あなたも聞いたことがある
「天赦日」「一粒万倍日」「三隣亡」や
あまり聞き慣れない
「閉(とず)」「女」「くゑ日」
など様々な言葉が書かれています。

私は起業や引越しの鑑定があった際には
この高島暦を活用してアドバイスをしています。

私が活用している高島暦

暦を活用する行動

人生を左右する行動というものがあります。
結婚、転職、新居、引越し、起業がそれです。

この5つのタイミングは
できるだけ良い日を選ぶことを
お勧めしています。

良い日を選ばなければ、
最悪あなたの健康を害することもあります。
それほど大切です。

つまり、
この5つの行動は運気を変えやすい行動
でもあります。

某有名占い師の方にテレビで
「なかなか出会いがない」
という相談をされた方がいました。
その占い師の方のアドバイスは
「引越しをしなさい」
でした。

つまり引越しをすることは
かなり運気を変えることでもあるのです。
(もちろん引越しで出会いを変えるという
 意味もありますが…)

特に土用期間や八専期間は
この5つの行動は慎むべき
と言われています。

画像はイメージ(写真ACより)

年始めは1月ではなく、月初めは1日ではない

新しい年の始まりは1月1日から
だと言われていますが、実は違います。
始まるのは「立春」の日からです。

2024年なら2月4日から2024年が始まっています。

難しいことを言えば、
カレンダー上の2024年2月2日は
「2023年の1月」扱いになります。

イメージとすると、
3月から春というイメージがありますが、
春が始まるのは立春である2月4日から。

そのど真ん中が「春分の日」で、
3月20日になります。

同じように夏が始まるのが立夏の5月5日、
夏が極まるのが夏至の6月21日

秋が始まるのが立秋の8月7日、
秋のど真ん中が秋分の日の9月23日

冬が始まるのが立冬の11月7日、
冬が極まるのが冬至の12月21日
になるわけです。

ここでちょっとした豆知識ですが、
よく新しい財布を使い始めるのは春が良い
と言われます。

「春財布」
=「張る財布(財布がお金でパンパンになる)
ことを意味しています。

前述したように、
春は立春から始まりますから、
2月4日以降の良い日に使い始めると良いですね。

画像はイメージ(写真ACより)

季節の変わり目の土用

季節の変わり目って体調を崩しやすいですよね。
暦にも季節の変わり目が明確に示されています。
それが「土用」です。

土用というと7月の「土用の丑」が有名ですが、
7月の土用は「夏土用」と言います。

夏土用があるということは、
春土用、秋土用、冬土用もあります。

季節がすぐに変わるのではなく、
徐々に次の季節に変わっていくための
準備期間でもあります。

ちなみに、
夏土用では丑の日に「う」のつくものを
なぜ食べるのでしょうか?

それは夏土用を示す干支が「未」であり、
この未が極まっているのを牽制する「丑」
が効果的であると考えるからなのです。

それと同じように、
春土用は戌の日「い」のつく食べ物が
良いとされています。

土用については、
別途詳細記事を書いておりますので、
そちらをご覧ください。

土用期間とその意味を知る

画像はイメージ(写真ACより)

暦には様々な情報が入っている

最初に述べたように、
暦には祭り事や月の満ち欠けを始め、
様々な情報が書かれています。

一般的に有名なのが
大安などの七曜、一粒万倍日、天赦日
でしょうか。

特に六曜は
何かものごとをする際の
目安として有名です。

「結婚式なら大安の日を選びたい」
「友引の日に葬式をやると友を死者の道連れにされるからダメ」
「赤口の日は赤字をイメージするから借金はしないほうが良い」

などあなたも聞いたことがありませんか?

縁起を担いているのもあるでしょう。

他にも良い意味の日である
「建(たつ)」「天恩日」や
一方で悪い意味の日である
「三隣亡」や「不成就日」
なんて日もあります。

宝くじ売り場の前に行った時に
「今日は一粒万倍日で大安です!」
ということば聞いたことがありませんか?

一粒万倍日と大安という
2つの良い要素が重なる日は珍しいために、
このような言葉をかけ

「今日は縁起が良い日だから宝くじを購入すると良いですよ~」
と声掛けしているのです。

暦を活用しよう

毎日毎日その日には意味がある
と言われています。

その日を最大限に活かすための暦を
活用できると良いですね。

と言っても、
知識がないとなかなか活用は難しい
ものです。

高島暦を購入すると
月ごとの暦のページの前に、
様々な言葉の意味が書かれています。

例えば「赤口」なら
「新規の事始めはもちろん何事をするにも
 忌むべき日、ただし正午のみ吉」
と書かれています。

最後に、
この記事の意図とは再反対のことを述べます。

実はあなたにとって全く良い要素がない日って
30年に1日しかないと言われています。

つまり、
毎日なんらかの良い要素があるのです。

ということは、
毎日その良い要素に焦点を当て
「今日も良い日だ」と思って生活したほうが
良いのです。

ということで、
今日も1日健やかにお過ごしください。