四柱推命を鑑定した人から、
「鑑定士になりたいんですけど、
私って向いてますかね?」
と聞かれることが多々あります。
四柱推命の鑑定士に向いている人は
命式から分かるでしょうか?
私の鑑定経験と
私の講座に参加している生徒さん
の命式から見るに正直あります。
今回の記事では、
四柱推命の鑑定士に向いている人
はどんな命式を持っているのか?
をお伝えします。
鑑定士に求められる聴く力
まず四柱推命の鑑定士という
仕事についてその特性を伝える
必要があると思います。
イメージした時に
「あなた〇〇しないと死ぬよ!」
とズバズバ物を言える人である
と思っていませんか?
この伝え方は、
地位があって有名な方だから
成立する言い方です。
鑑定を受ける人は、
ある種の悩みを持って鑑定に
来られます。
もっと言えば、
その悩みすら分からず整理できず
鑑定を受けにやってきます。
ということは、
上から目線でアドバイスする
という鑑定ではなく、
悩みに寄り添い答えを見つける
サポートをするというスタンス
が大切なのです。
つまり鑑定士は、
“答える人”である前に、
“聴く人”であることが重要なのです。
鑑定を受けに来た人が発する
表面的な言葉や状況にとらわれず、
「なぜその悩みが生まれたのか?」
を聞き出し読み取ることです。
この悩みの本質を読み解く力は、
聴く力がなければ成立しません。
聴いて、
聴いて、
聴いて、
そして相手が求めてきたら、
アドバイスをすることが鑑定士
なのですよね…

命式に表れる「鑑定士向き」の方の特徴
聴く力が大切だと言いましたが、
四柱推命の命式から向いている
という人がいることも事実です。
鑑定士に向いている命式は、
いくつかあります。
偏印・印綬を持つ人
印星は“学びと精神性”を
意味する星と言われています。
通変星の偏印は直感力、
印綬は知識を体系化する力
を持っています。
また印綬を持つ人は
たゆまぬ知識の向上に努める
学者や研究者に多いのも特徴です。
食神・傷官を持つ人
通変星の食神と傷官を持つ人は、
「人に伝える」「言葉にする」
ことが得意な人たちです。
鑑定を受けに来た人に対し、
腑に落ちる説明ができすい
タイプの人でもあります。
特に傷官が強い人は
頭の回転が早く、観察力も鋭く、
相手の微妙な心理を読み取る力があります。
命式の神殺星に以下の星がある人
- 天徳合
- 月徳合
- 華蓋
- 文昌貴人
- 天乙貴人
がある人は精神性の高さを求める人
でもあります。
これらの星を持つ人は、
「人を助けたい」
「人の役に立ちたい」
という思いが自然と湧きます。
十二運の死と絶を持つ人
十二運の感性族
死と絶を持つ人は直感力に優れた
人たちです。
「〇〇だから✕✕である」
という固定概念にとらわれず、
自由な発想ができる人です。
それ故、命式を観た瞬間に、
この人はどんな人なのかを
感じ取ることができるタイプです。

画像はイメージ(写真ACより)
鑑定士に向いていない人
一方で鑑定士に向いていない人として、
まず学ばない人が上がります。
学ばない
=言葉の引き出しが少ない
人でもあります。
言葉の引き出しが少なければ、
鑑定を受けた人の心に響く言葉
を見つけ出すことができません。
四柱推命の鑑定士として、
命式だた読み取りそれを伝える
だけでは不十分です。
鑑定を受ける方に対し、
心に響く言葉や例え話をして
前向きにさせることが大切なのです。
そのためには、
自身の「引き出し」を増やす必要
があります[…]
もう1つは、
思い込みが激しい人です。
以前の記事でも紹介したように、
通変星が比肩なら自己中である!
と言い切ってしまう人です。
確かにそのような面もありますが、
命式の他の要素を観ていると、
違ったものもあるのです。
環境因子もありますから、
俯瞰的な視点で命式が見れる
ことが大切なのです。
2025年10月6日更新
四柱推命の講座をで教えている際に
気をつけてほしいなあと感じる瞬間
があります。
この観方をしてしまえば、
たちまち鑑定を受けた人が
不満に感じてしまいます
不満に感じてしまえば、
もちろん[…]
鑑定士を目指す人へのアドバイス
四柱推命において、
鑑定士向きのの命式があることは
確かです。
しかし最も大切なことは
相手の悩みを少しでも軽くしたい
という寄り添う気持ちだと思います。
私が今回伝えた星が
命式になかったとしても、
学び続ける姿勢と誠実さがあれば、
四柱推命の鑑定士にはなれます。
実際に私が知る成功者たちは、
向いていない職業だとしても、
足りない部分を補う努力を
ひたすらされて来た方たちです。
四柱推命を学ぶことで、
自分の長所を活かし、
短所を補うことができるのです。
どんな職業でも、
そんな想いこそ大切なんですよね。
もしあなたが
誰かの悩みを少しでも軽くしたい
と感じているなら、
四柱推命の扉をノックしてみませんか?
講座の詳細は以下から